書籍・雑誌

サンタ 251知恵

 あきない繁昌の知恵その251「時間的視野」

 “家族動機を失い、時間的視野を狭めた実業家は、長期的利益よりも短期的利益を、貯蓄よりも反貯蓄を支持するようになる”(シュムペーター:Capitalism、Socialism&Democracy)

 

 サンタの存在を信じ、そのことによってポジティブな経験を積んだ子供は、より広い時間的視野を有する大人へと成長する。

 すなわち、サンタという仮の存在によって、不信ではなく、信を学び、同時に、信じたことがそのまま、いつも叶うとは限らない、という現実を知る。

 さらに、その信が、他者への信であるのと同じくらい、自分への信であれば、社会にとっても有益となる。

 すなわち、前者は時に、さまざまな形での依存、あるいは甘えを生むが、後者は自信と自律をもたらす。

 

 2010年に向けて、自分をおさらいしてみる。

 自分は(経営者としても)、自信があるのか、ないのか?

 自分は、長期的利益を支持し、そのように行動していたのか?

 自分は、貯蓄を支持し、そのように行動していたのか?

 そしてなによりも、自分は子供のころ、他者を信じ、自分を信じていたのか?

 もしかしたら、あなたのサンタは、家族のなかに存在してほしかったのではないか?

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servant 233知恵

 あきない繁昌の知恵その233「第1感」

 今日のおススメは、Mグラッドウェル著「第1感」

 

 さて本書

 サブタイトルには、“「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい”

 では、“なんとなくパッとひらめいたアイディアなり、結論が正解”

 と力説してい…ない。

 

 どうしてか?

 なんとなく、は、その人それぞれが持っている先入観、価値観、認知の歪みなどによって、容易に誤った結論、突拍子もない解釈へと我々を誘う。

 さらに、正しかったとしても、第三者が受け付けない(正解と言わない)場合もある。

 

 たとえば、プロとアマ

 言い換えて、業界人と消費者

 プロが、“これはいい”

 と、絶賛する商品がある。

 その商品が、消費者に受け入れられるとは、限らない。

 品質、価格、納期、といった購買動機を満たしてもなお

 

 本書はいう。

 “消費者は、なんとなく、それを買わない”

 

 ところで、かかる消費者の“第1感”に、会社は何らか対処する必要がある。

 お客様は神様、と言い続ければ、あらゆるお客様の“第1感”に、会社は付き合うだろう。

 サービスに徹する。

 一方で、無軌道なサービスは、会社をしてServantへと変質させる。

 果たしてそのようなやり方もある。

 …が、それで本当に満足か?

 

 ヒントは本書↓に隠されている。

 第1感  「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい (翻訳)

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風の谷のあの人と 208知恵

 あきない繁昌の知恵その208「おススメ本」

 「愛と革命のルネサンス」(講談社)が面白い。

 著者は須藤元気氏

 格闘家を経て、現在、文化芸術家

 …というより、氏の業績を○○家とは限定出来そうもない。

 つまりは、We are all One

 すべては一体である、という氏の信念そのままの渾然一体とした活動である。

 

 “世界の行く末よりも、とりあえず腹が減ったよ”

 とイトウくんが言った。

 “うん。答えはシンプルだ。まず自分が幸福でなければ世界は救えない”

 イトウくんとの絶妙な掛け合いにより、中欧での二人の旅が進んでいく。

 浅いとか深いとか、意味があるとかないとか関係なし。

 ただ読むと、何となくホッとする。

 はぁ~っと、思わずため息がもれる。

 摩訶不思議な須藤ワールドに、知らずのうちに引き込まれている。

 

 そこはさすが、格闘家

 本書を手に取り開いてしまったらもう、タップするしかない。

 カ~ン 

 愛と革命のルネサンス

 著者:須藤 元気

愛と革命のルネサンス

 

 

 

 

 

 

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不屈のグラフ 195知恵

 あきない繁昌の知恵その195「ピークエンド」

 「不屈のひみつ」

 は、読売新聞、Y&Y日曜版に連載されている

 ビジネス、文芸、教育、福祉などさまざまな世界で、今を生きる達人たちの半生を描くコラム

 語るにはあまりにハードな半生を、過剰演出抜きで、簡潔に、淡々と描くさまが心地よい。

 

 そして、

 「不屈のグラフ」

 は、彼ら(彼女ら)が、

 どうやってピークに至り、

 どのようにボトムへと陥り、

 そしてまたそれぞれの過程を、

 どのように過ごし、

 どうやって乗り越えてきたか、

 伝える。

 

 「ピークエンド」

 人生は選択と、挑戦の連続

 その過程において、ピークもあればボトムもある。

 嬉しくて楽しい時もあれば辛くて悲しい時もある。

 それでも、自分なりのボトムを体感した後、ふたたびピークへと向かっていく。

 最後は、笑ってエンディング

 こうしてピークエンド法則が、成就する。

 

 達人たちの半生は、現在進行形であるがゆえ、多分に美化された過去の偉人伝とは一味違ったリアルさを、我々にもたらす。

 たとばそれは、幸福追及の権利を放棄してはならない、と言外に訴えかける近代国家の成り立ちそのものでもある。

 彼らの不屈のヒミツは、

 夢をあきらめない、

 希望を捨てない、

 やりたいことを全うしようとする、

 そして、幸福を追求の権利を堂々と行使しつ続ける、

 という、生きかたそのものにある。

 終わりよければすべてよし、もいいけれど、その過程こそ大事にする。

 一人ひとりの「不屈のグラフ」を、私はそう読み取っている。

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おすすめ本 189知恵

 あきない繁昌の知恵その189「波に乗る」

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 一生のうちに必要となるのは、

 ほんの数度の正しい行為である。

 山ほどのまちがった行為を連発しないかぎりにおいては

 (バフェットの教訓No68)

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 ふたたび、ウォーレン・バフェットに関する本

 タイトルは、「バフェットの教訓」

 株式市況だけでなく、ビジネスの先行きを読むとっかかりを提供する一冊

 ただし、No68に負けず劣らない耳の痛い教訓が連発だ

 …さすが、史上最強の投資家だけはある。

 ご注意あれ

 

 史上最強の投資家バフェットの教訓

 著者:メアリー バフェット,デビッド クラーク

史上最強の投資家バフェットの教訓―逆風の時でもお金を増やす125の知恵

 

 

 

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おすすめ本 188知恵

 あきない繁昌の知恵その188「倹約」

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 バフェット:もしビルが10セント落として出て行ったら、私が拾う。

 編注:バフェットの車のナンバープレートには、「倹約」と書かれている。

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 「バフェット&ゲイツ 後輩と語る」

 より引用させていただいた。

 

 10セントは1ドルの十分の一、日本円になおすとおよそ10円

 それを、世界指折りの富豪にして、伝説的投資家でもあるバフェット氏は、拾う、という。

 倹約、とは、ケチることではなく、

 お金を大切に扱うこと、

 お金に敬意を表すること、

 と、バフェット氏が諭しているように思える。

 

 「Buffett&Gates Go Back to School」

 会社は誰のもの?

 そして、

 経営を通じて得たお金は誰のもの?

 ウォーレン・バフェットとビル・ゲイツ… 

 二人のスーパーな経営者からの深遠な、そしてキツいメッセージが、要所に散りばめられた本書

 経営を通じた社会とのかかわり方を、今一度考えたいと思う社長には、おススメです。

 

 バフェット&ゲイツ後輩と語る

 著者:センゲージラーニング

バフェット&ゲイツ後輩と語る 英日バイリンガル版―学生からの21の質問【DVD付き(英語字幕)】

 

 

 

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おすすめ本 179知恵

 あきない繁昌の知恵その179「人の値段」

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 …閉じた孤立した組織の内部では、貢献度を客観的に評価できる可能性はありません。

 評価には、組織を社会に向けて切り開くことが必要です。また地位と人の固定的結びつきを解いて、人は契約によって、決められた期間だけその地位につくようにしなければなりません。

 (本文より引用)

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 人事考課制度において、成果主義、あるいは極端な歩合制を採用する場合、人(社長や社員)の値段(費用対効果)を出来るだけ正確に算定しているか、あるいは、しようと心掛けているか、という痛切なメッセージが散りばめられた本書…

 既得権を重視して身内で不毛な競争を繰り広げるか、

 それとも、

 会社を外に開いて多くの可能性に挑戦するか、

 選ぶのは社長である貴方しかいない。

 抽象的で、曖昧な世界観から脱却したい方には、お勧めです。

 

 【西村肇.講談社】

 人の値段 考え方と計算

 

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おすすめ本① 129知恵

 あきない繁昌の知恵その129「SayYes or No」

 所用で上京した折のこと

 とある本屋の脇を足早に通り抜けようとしたところ、本の表紙から、勝間女史が、ちょっとまった!、していた。

 右手をパーにして、ちょっとまった!、している女史と、目が合った。

 あまりの迫力に、時間がないにもかかわらず、思わず、立ち止まった。

 そして、女史が言う。

 「私が今、タイムマシンに乗って20代後半の自分にたった一つアドバイスするとしたら、「『断る力』を一刻も早く、身につけること」と言うでしょう」、と

 その、ちょっとまった!、に断る術はなく、そのワンフレーズは、絶妙かつ絶好のタイミングでやってきた。

 こうして私は、迷わずレジに進んだ。

 

 断る力…

 実際のところ、タイムマシンは、存在しない。

 残念ではあるが、ドラえもんも、存在しない。

 つまり、過去には戻れず、人生は有限である。

 そして、有限な人生を有意義に送るためのギフトこそ、断る力、に他ならない。

 

 SayYes or No…

 とある本屋、場所は新宿

 折しも今年は、「NOと言える日本」から20年

 20年がたち、Noと言うだけでなくなった。

 と言って、Yesだけでもない。

 主体的な人生を生き抜くために、No or Yesの主導権を、一人ひとりが確保する。

 そう、言うようになった。 

 

 断る力 (文春新書) 

 著者:勝間 和代

 タイムアップのホイッスルが鳴り響く時、自分の人生に「Yes」と言いたい方

 おススメです。

断る力 (文春新書)

 書籍・雑誌の紹介は、今後、書評、改め、おすすめ本、とさせていただきます。

 

 

 

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書評7~66知恵

 あきない繁昌の知恵その66「学ぶ。その7」

 やけに寒い、と思ったら、JR燕三条駅前ロータリーでは、植栽の雪囲いが始まっていた。

 10月28日(火)の新潟県央地区は、秋を飛ばして、早くも冬の予感が漂う。

 

 ところで、二十四節気によると、今を霜降といい、秋の終わりであるという。

 そして11月7日に立冬を迎え、季節はいよいよ冬へと進んでいく。

 新暦の感覚で言えば、秋を飛ばして、となるが、旧暦ではこよみどおり、ということだ。

 まだ秋、と思っていたら、もう冬、となりかねない。

 冬ごもりの前に、冬支度

 寒さを前におろおろするのではなく、その前に、もうひと仕事

 万全の備えをもって、ゆっくりゆったりと冬を過ごし、うららかな春を迎えるのが雪国の流儀でもある。 

 …とは言ってみたものの、やっぱり寒いものはさむい。

 ほんのささいなことですら、億劫になりがちだ。

 

 さて、書評

 S.ロバーツ著「グズ病が完全に治る本」を紹介する。

 著者紹介によると、氏はハーバード大学で教鞭をとるかたわら、精神科医として医療現場にも携わる。本書は、豊富な知識と経験を有する著者が開発した「グズ克服プログラム」をベースに、広く仕事や生活の場で簡単に使えるように書き下ろしたもの。その効果が話題となり全米でベストセラー

 本書でいうグズ、とは、物事を先延ばし、あるいは無期延期する人をいう。

 例えば、ダイエットしたい、仕事をもっと効率よくやりたい、資格を取りたい等など、やりたいことはあるけれど、何となく実行に移せない、あるいは、社員が働かなくて困っている、という社長…

 けど実行に移せない…

 くて困っている…

 こうした問題は全て自分に原因がある、というのが、本書の基本スタンスである。

 以下、本書より引用させていただく。

 【グズ克服までの6段階】

 一 自分に問題があること自体を否定

 二 自分に容易ならざる問題があることを認識

 三 変化に伴う不安をうまく手なずける

 四 よけいなことを考えず、とにかく思い切ってやる

 五 逆戻り現象にもオタオタしない

 六 完全に先延ばしを克服すると、全てが好循環に 

 本書は、先延ばし(あるいは、無期延期)の発生メカニズムとその克服方法、加えて、グズの根を断つ習慣づくりのエクササイズを、多くの人が理解し気軽に実行出来るよう、数多くの事例に当てはめながら、簡潔に説明している。

 

 本当にあなたは、仕事をもっと効率よくやりたいのか?

 こういう問いかけに対し、仕事はもっと効率よくやるべきである、とあなたが答えたとする。

 しかしあなたは、実行に移さない。

 このような場合、義務、責任、プレッシャーあるいはストレスから生じたべき論は、あなたの本心を巧妙に覆い隠す。

 本当は、仕事をもっと効率よくやりたい、とは思っていない。

 つまり、しない、したくない、が、あなたの本心かも知れないのだ。

 本書は、本人すら気付かないトリックについて、読者が心理的抵抗なく読み進められるよう、世間話でもするかのような気軽な調子で語っている。

 

 べき、から、したい、へ

 したい、から、する、へ

 本書が、読むべき本、から、読みたい本、になったとき、あなたは既に、グズ克服の第一段階にある。

 本当にやりたいことの先延ばしを、しない、という方には、お勧めの一冊です。 

 

 「グズ病」が完全に治る本

「グズ病」が完全に治る本―「言い訳」の生活から「スグやる」生活へ!

 (注)文庫版あり

 (引用)国立天文台ウェブサイト↓

 http://www.nao.ac.jp/koyomi/

 

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書評6~61知恵

 あきない繁昌の知恵その61「学ぶ。その6」

 テリー伊藤氏は、著書「天才ノート」の中で、世界的な建築家・黒川紀章氏(故人)について、次のように語っている。

 『挑戦する勇気、それが黒川紀章のポイントだ。チャレンジの天才、黒川紀章。等身大や分相応などという考え方は、自分の器を大きくするためには邪魔ものだ。』

 なぜ、黒川紀章氏かと言うと、先日、偶然にも、氏の設計になる建築物を実見する機会を得たからである。

 その氏の設計になる建築物

 新潟市南区(旧白根市)所在、仏壇仏具の製造販売を手掛ける(株)吉運堂の白根本店ショールームをさす。

 名を、サルナート吉運堂、という。

 サルナート、とは、お釈迦様が悟りを開いた後、初めて説法を行った地とされる、仏教の四大聖地の一つで、所在はインドである。これは余談 (ウィキペディアより引用) 

 仏教の聖地に因む名前に、黒川紀章氏の設計になる建築物

 スケールは確かに大きい。

 サルナート吉運堂 ↓

 http://www.yoshiundo.co.jp/company/no1.html

 

 さて、書評

 テリー伊藤の「天才ノート」を紹介する。(敬称略。以下同じ。) 

 自身が天才演出家と称される氏の、類まれな観察眼と鋭い感性によって描かれる、各界の著名人20名の、「あっ、この人については、こういう見方もあったんだ」的な人物論として気軽に読める。

 一人ひとりを、とことんポジティブに評するテリー伊藤のスタンスも爽快だ。

 ただし、「人生成功の秘訣は「盗む」ことにある」と帯にあるが、人物一人当たり10ページを割く程度の本書を読んだだけでは、彼ら(彼女ら)の天才ぶりは、盗めそうもない。

 なお、

 黒川紀章は、挑戦する天才

 東国原英夫は、自分に見切りをつける天才

 イチローは、きのうの自分を捨てる天才

 高田純次は、悩まない天才

 阿木耀子は、51対49の天才

 が、テリー伊藤流天才論の一例

 他、長渕剛、石原慎太郎、ビートたけし、新庄剛志、斎藤佑樹、みのもんた、太田光、細木数子、荒川静香、渡部恒三、松井秀喜、小泉純一郎、郷ひろみ、萩本欽一、そして福原愛が登場する。

 

 学ぶ、とは真似ぶ、と信じる方には、お勧めです。

 一方、世界のホンダを作った本田宗一郎氏は、こうおっしゃている。

 『模倣は転落への入り口』、と

 どちらを信じるも、自分次第 

 

 テリー伊藤の天才ノート

テリー伊藤の天才ノート

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