梅雨前線異状あり 212知恵

 あきない繁昌の知恵その212「平均」

 気象庁の発表によると、2009年6月の雨模様は次のようだった。

 「梅雨前線が平年に比べて南に位置することが多かったため、東日本日本海側と西日本で少雨、沖縄・奄美で多雨となった。特に東日本日本海側と西日本太平洋側では、顕著な少雨となった。」

 新潟では、いわゆるカラ梅雨、に近い。

 実際、6月は好天続きで、乾いた空気がちっとも新潟らしくない梅雨どきを演出していた。

 そして、気象庁発表から数日を経て、今度はバケツをひっくり返した様な土砂降りの雨、雨、また雨、さらに横なぐりの風、風、風であった。

 近くを流れる信濃川と中ノ口川の両川は、土色の水を満面にたたえ、ある知人は、数年前の水害のことが頭をよぎった、という。

 

 降りすぎても、治水能力の制限もあって、ときに逆効果となる。

 貯水技術の進んだ現代にあって、ときに降らないよりもやっかいとなる。

 (振りすぎ+降らなすぎ)÷梅雨時日数=平均、よりも、

 まんべんなく降ったり降らなかったり、で平均、が良い。

 

 ところで、なにかにつけ記録更新、例年にない、新たな…で始まる総括が多い昨今

 せっかくなら、観測史上数十年ぶりに、かつてクーラー要らずだったあの頃の気候に戻りました、という驚きを耳にしたいと、ひそかに念じる。

 その前哨線たる梅雨戦線、否、梅雨前線

 現時点においては、今年もやっぱり、“異常あり”?

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ちょっといいセリフ 211知恵

 あきない繁昌の知恵その211「木に登らない」

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 …豪華だからでも、細工が美しいからでもありません。

 名を誉めたたえられたとき、かつて冒した自分の罪を思い出すためのかたみなのです。

 生身の人間がいかによこしまで、もろく、けがれにまみれやすいかを悲しく思い出すよすがなのです。

 ですから、高い武勲に鼻高々になったとき、このかたみを見ることで、舞い上がった心を醒ましましょう。

 トールキン「トールキンのアーサー王物語」より

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 おだてられても、木に登らない。

 鼻は折れるとすごく痛いので、舞い上がらない。

 つまり、新渡戸稲造の言うとおり、“名誉の感覚は人格の尊厳ならびに価値の明白なる自覚を含む(武士道より)”。

 

 名誉とは、他者から与えられるものではなく、

 自分のふるまいにこそ、隠しようもなく顕れる。

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星に願い、月に祈りを 210知恵

 あきない繁昌の知恵その210「祈る」

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 あなたがたすべてのために祈るときはいつも、

 喜びをもって祈っています。

 (Philippians1)

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 2009年7月7日の今日

 七夕、かつ満月

 ダブルでよき日

 短冊に願い事を書くのも良いが、せっかくならば、自分以外の諸々のために祈ってみることを、お勧めする。

 「われわれが負うべき重荷を、卑劣にも後世の人々に投げつけてはいけない」

 (Gワシントン)

 

 

 

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振り返れば 209知恵

 あきない繁昌の知恵その209「トップの器」

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 2009年7月5日の日本海に沈む太陽

 一足早く、我が家は海開き。

 初夏の夕暮れ時のこと

 水の中にいる方が、かえってあたたかい。

 カラ梅雨で空気が澱み、何となく調子の出ない日常のこと

 いっそ海にでも、と訪れてみたら案の定、弥彦山から吹き下ろす、緑を一杯にたたえた微風が、海に浮かぶ我われに清浄をもたらす。

 気がつくと父の背を追い越した息子が、水泳の練習に励んでいる。

 プカプカと水面に浮かんだ彼女が、ときおり息子に(水泳の)指導を施している。

 

 毎年のように目にする風景

 その中で、確実に変化していくこと

 サマになった我が子の泳ぎ、子どもからオトナになりつつある彼

 彼はいずれ、どこかに向かって泳ぎ、いずこへと飛び立つ。

 飛行機でかも知れないし、電車、バス、あるいは船で、かも知れない。

 少なくとも健康で、自分らしく、笑顔で日々過ごして欲しい。

 親の欲である。

 しかし、彼は人に与えること多く、自らに与えること少なかった。

 身体も弱く、ケアして、ケアして、ケアしてようやっと、健康を保っている。

 その努力の成果に免じて、少なくとも健康で、自分らしく、笑顔で日々過ごして欲しい。

 もちろん親の欲である。

 しかしそれでも私は、彼、そして母親として文字通り身体を張って彼を守ってきた彼女の幸福を願わずにはいられない。

 その願いの真実性は、それぞれの難題に直面した折、三人が思いつく限りの知恵、気力体力、忍耐そして寛容さをもって乗り越えてきた、という事実によって担保される。

 

 さて、トップの器

 家族、とは法の下に定められるだけでなく、一つの社会を形作る。

 それゆえ、組織として正常に機能するか、機能不全に陥ってニッチもサッチもいかなくなるか、は、第一義的にはトップである親のあり方、生き方にかかってくる。

 それゆえ、悪法も法なり、とは言えず、やはり悪貨は良貨を駆逐する。

 そして、社会をひっくり返せば会社となる以上、その法(ルール)は本当に遵法に値するか、悪法を遵法に値すると価値観を歪めていないか、折を見て検討する必要がいずれ生じる。

 いずれ、とは、会社全体として、あるいは部分的にせよ、機能不全に陥った時を指す。

 その時、どのように対処するかが、トップである経営者の腕の見せ所

 つまり、日はまた昇る、か、沈んだままとなるか、は、トップであるあなた次第

 もちろん他人ごとではなくて、自戒の念として痛切に、それを思う。

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 善い人は心の善い倉から良いものを出し、悪い人は悪い倉から悪いものを出す。

 (Luke6)

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風の谷のあの人と 208知恵

 あきない繁昌の知恵その208「おススメ本」

 「愛と革命のルネサンス」(講談社)が面白い。

 著者は須藤元気氏

 格闘家を経て、現在、文化芸術家

 …というより、氏の業績を○○家とは限定出来そうもない。

 つまりは、We are all One

 すべては一体である、という氏の信念そのままの渾然一体とした活動である。

 

 “世界の行く末よりも、とりあえず腹が減ったよ”

 とイトウくんが言った。

 “うん。答えはシンプルだ。まず自分が幸福でなければ世界は救えない”

 イトウくんの絶妙な掛け合いにより、中欧での二人の旅が進んでいく。

 浅いとか深いとか、意味があるとかないとか関係なし。

 ただ読むと、何となくホッとする。

 はぁ~っと、思わずため息がもれる。

 摩訶不思議な須藤ワールドに、知らずのうちに引き込まれている。

 

 そこはさすが、格闘家

 本書を手に取り開いてしまったらもう、タップするしかない。

 カ~ン 

 愛と革命のルネサンス

 著者:須藤 元気

愛と革命のルネサンス

 

 

 

 

 

 

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IndependenceDay 207知恵

 あきない繁昌の知恵その207「諭吉に思う」

 学問のすすめ第3編「一身独立して一国独立する事」より、引用

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 第一条 独立の気力なき者は、国を思うこと深切ならず。

 曰く、独立とは、自分にて自分の身を支配し、他に依りすがる心なきを言う。

 

 第二条 内に居て独立の地位を得ざる者は、外に在って外国人に接するときもまた独立の権義を伸ること能わず。

 曰く、独立の気力なき者は必ず人に依頼す、人に依頼する者は必ず人を恐る、人を恐るる者は必ず人に諂うものなり。

 

 第三条 独立の気力なき者は、人に依頼して悪事をなすことあり。

 曰く、旧幕府の時代に名目金とて、御三家などと唱うる権威強き大名の名目を借りて金を貸し、随分無理なる取引をなせしことあり。

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 7月4日は、アメリカの独立記念日

 1776年のこと

 およそ100年後の明治6年、1873年に福沢諭吉翁は「一身独立して一国独立する事」を出版した。

 

 アメリカの独立も翁の名文も、テーマは自主独立

 つまり、ただでさえ人は、自分以外のあらゆる存在と支え合い、助け合って生きている。

 どんなに理屈をこねたところで、息をしない人はいないし、水と食べ物を口にしない人もない。

 であればせめて、一人ひとりが自主独立の気概をもって、それぞれの人生に責任をもって生きていこう。

 権利を主張するのならば、応分の義務を果たす。

 本来自分のものではない、権力の威を借りないで…

 そうやって紆余曲折を経つつも、自主独立を守ってきた。

 …と、思いきや、7月4日、ある国が、こともあろうに日本に向けて(日本海の向こうは日本ですから…)ミサイルを発射した。米紙ワシントン・ポストは、今回のミサイル発射を“独立記念日に米国へ挑戦”と形容した。各紙が伝えている。 

 

 なぜ、アメリカのIndependenceDayなのに、あて先が日本なのか。

 政治を語る前に、一国の独立を考え、

 一国の独立を考える前に、一身の独立を考え、

 独立について再定義出来れば、

 なぜ、という問いかけ自体が、真実から目を逸らす言い訳に過ぎないことを知るだろう。

 

 諭吉は言う。

 一身独立して一国独立する、と

 一万円札の諭吉は、こうも言う。

 預金より借金のほうがはるかに多い経営は、本当に一社独立すると言えるのか、と

 

 「こうして司祭が踏み絵に足をかけた時、朝が来た。鶏が遠くで鳴いた。(沈黙)」

 自分の立脚点は、独立か、それとも従属か

 そろっと目を見開いて、現実を直視しても良いかも知れない。

 

 

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CanadaDay 206知恵

 あきない繁昌の知恵その206「ライバル」

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 ですから、あなたがたの確信を捨ててはなりません。

 そこには大きな報いがあります。

 神のみこころを行って約束を得るためには、忍耐が必要です。

 中略

 私たちは、たじろいで滅びに至る者ではなく、信仰によって魂を得る者です。

 (Hebrews11)

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 7月1日は、CanadaDay

 ライバルはカナダからやってきた。

 一目見るなり、私の確信は揺らぎ、たじろぐ。

 ほんの一瞬、視線が交錯し、エネルギーが衝突した。

 勝負あり。

 

 そして5年が経ち、15年が過ぎ、今日に至り、目指すところにおいて彼我の差は歴然となった。

 たとえれば、J1のレギュラークラスと、JFLのサブ

 出発点が同じであっても、その歩んできた道によって、今の立ち位置は随分と違ってしまった。

 もちろん一発逆転は、あり得ない。

 

 今ここで、為すこと

 ライバルに再戦を挑むより、まずは自分で自分に確信を持つこと

 たじろがず、忍耐を学び、自律して自立すること

 そうしてはじめて、ライバルとは嫉妬ではなく、尊敬の対象であり続ける。

 

 7月1日は、CanadaDay

 隣国からおよそ1世紀遅れて、自治権を獲得したカナダ

 マルチカルチャーに、英仏ライバルが主導権を争った国

 アメリカのように派手ではないが、しっかりG8メンバー

 うろたえず、たじろがず、騒がず、我が道を行く。

 今にして思えば、そういうライバルでよかった。

 …と、本心から言える日が来ることを、心から願う。

 

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夏越 205知恵

 あきない繁昌の知恵その205「カラダもキレイに」

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 6月30日は、一年のちょうど折り返し。

 何かとあわただしい2009年も、あと半年である。

 

 さて、夏越

 夏を越す。

 読みは、なごし。

 そして、写真は「茅の輪」

 場所は、新潟総鎮守・白山神社の門前

 

 茅の輪は、夏越に欠かせない。

 一年の半分で溜まったアカ、ヨゴレ、ケガレ、そしておかしたツミなど、諸々の不浄を茅の輪をくぐることによって清める。

 何もくぐるだけでよからぬことがリセットされる、という都合の良いものではなく、大晦日に、ごーん、と除夜の鐘きいて煩悩を取り払うのと一緒、心機一転、よりよく生きましょう、ということ

 実際のところ、ビジネスにせよ、日々の暮らしにせよ、キレイゴトだけでは済まされない。

 知らず知らずのうちに、アカが溜まり、心がヨゴレ、体がケガレ、そして大小さまざまな罪をおかしていく。

 半年で一回、大掃除しなければいけないほどに

 

 だからこそ尚更、ほんのひと時でもいいから、キッチリとヨゴレを拭って、ケガレを祓って、綺麗な自分に戻って、清らかなその五感で世の中のありようを眺める必要がある。

 つまり、濁った眼と、研ぎ澄まされた鼻では、捉えるチャンスの幅、大きさ、深み、そして純粋性並びに真実性が異なる。

 人生単位の長期的視野に立った場合、どちらがお得かは、はっきりしていそうだ。

 そういう訳で、一年の折り返しには、是非、茅の輪くぐりをお試しあれ

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その人形は誰だ 204知恵

 あきない繁昌の知恵その204「内助と外助」

 片や、

 「今目前に魚屋、八百屋、手間取、職工にいたるまで女の稼ぐを見る」

 片や、

 「杉と男の子は育たない」

 と、評される県がある。

 さて、どこでしょう?

 

 女性は逞しく、自立心旺盛で、しかも美しい。

 男性はそんな女性とくらべると、一見、ひょろっと、おっとり、ぬぼ~っとして、何とも頼りなげ、と、思いきや…

 上杉謙信、河井継之助に山本五十六

 諸橋轍次、蕗谷虹児、坂口安吾、会津八一、そして新井満

 渡辺謙、ジャイアント馬場、さらに皆川賢太郎 

 益田孝と北島忠治

 等々、各分野、新旧かかわらず多士済済、である。

 

 果たして内助というか外助というか

 女性が活躍するから触発されて男性も強くなるのか、それとも、男性が杉の大樹のように、すっきり、どっしりと構えているから女性も外に出られるのか…

 いずれにしても古志の国

 なかなかどうして、きっちり成果を出してくる。

 

 しかし、ときおり脱線気味になるのが玉にキズ、ではある。

 新潟市が630万円で購入したこの人形

 観光客誘客を狙ったものというが、原資はいうまでもなく税金である。

 さてこの人形、モデルは一体誰でしょう?

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 (新潟日報6月27日付オンラインニュース)

 

 

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Ebony and Ivory 203知恵

 あきない繁昌の知恵その203「融和」

 日本時間6月26日朝

 はじめての黒人大統領が誕生した同じ年

 彼の訃報が、アメリカのみならず、世界を駆け巡ることになった。

 

 Ebony and Ivory

 黒人に白人

 肌の色が異なっても、我々は同じ地球人

 …そう訴え続けた人生であったように、思う。 

 彼の志、純粋な魂、そして尊い行いに、私は感謝する。

 

 ありがとう。

 ごくろうさま。

 ゆっくり休んでください。

 

 

 

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